獣医師さんに「保護猫は品種が特定できないからミックス」と言われたため、品種は謎のまま。しかし、不明であるからこそ、飼い主さんの妄想は膨らみます。
「親はもしかしてメインクーンやサイベリアン、ノルウェージャンフォレストキャットかな。それとも、ライオンかなと想像して楽しんでいます」
◆MAXで7kgあった体重
ピョンタくんは現在約6kgと、見た目よりもスリムです。
「5歳のころがMAXで7kgありましたが、その後、少しずつ減り、昨年あたりからこのくらいの体重になりました」
飼い主さんはこの10年間、体重もしっかりと記録しています。
健康に気を遣いながら、思い出を増やし続けています。
◆賢くて、ちょっぴりビビリなピョンタくん
ピョンタくんは保護後、すぐにトイレを覚えてくれたおりこうさん。イタズラをしてもダメなことや危険なことを話すと、すぐに理解します。遊ぶときは自分専用のおもちゃ入れから、おもちゃを持ち出してもいました。
「手のひらサイズのぬいぐるみが好きで、噛んでボロボロにすることはありましたが、自分用のぬいぐるみ以外はかじりませんでした」
そして成長するにつれて、さらに賢くなり、人の言葉を理解しているような素振りを見せます。食事中にはテーブルに乗らない、人間用のご飯を盗まないといったマナーを自主的に守っています。
「私が家族に『ご飯よ』と声をかけると一番に来て、昔、息子が使っていた子ども用のイスに座っていることもあります」
◆人間のような仕草が愛らしい
また、時間が分かるのか、在宅勤務中の旦那さんが就業時間を過ぎてもパソコンの前に座っていると鳴いてお知らせします。
「話もちゃんと覚えています。前に、約束した食べ物を食卓に出すのを忘れてしまったことがありました。そしたら他の好物が並んでいても、一口も食べてくれなくて(笑)」