【元気が出る食べ物・飲み物】③りんご
元気が出る食べ物・飲み物③は「りんご」。
りんごには特別に秀でた栄養素があるわけではありません。しかし、りんごの良いところは、カリウムをはじめ、ミネラルやビタミン等がバランスよく含まれていることです。
疲れていて食事するのもしんどいというときには、りんごを食べるとバランスよく栄養補給ができます。
りんごには水溶性食物繊維も含まれています。この食物繊維には荒れた胃腸を保護する働きがあります。胃もたれの疲れがあるとき、風邪で体力が落ちているときには、りんごの栄養素に頼りましょう。
果汁が多いため、水分補給にもなります。
また、りんごには疲労回復効果のあるリンゴ酸やクエン酸が含まれています。そのため、りんご自体にも疲労回復効果が期待できます。
【元気が出る食べ物・飲み物】④ミックスナッツ
元気が出る食べ物・飲み物③は「ミックスナッツ」。ミックスナッツは「高カロリー」で「脂っぽい」というイメージがあるかもしれません。実際にミックスナッツは少量でも油分が多いため高カロリーです。
しかし、ミックスナッツには身体に必要な脂肪酸をはじめ、カルシウムやカリウム、マグネシウム、食物繊維などの栄養素を含まれています。
イライラとして集中力が続かない精神状態を落ち着けたり、むくみを取ったり、便秘解消だったりの効果が期待できます。
ミックスナッツに含まれている油分もオメガ3脂肪酸と呼ばれる身体に必要な脂肪酸です。皮膚や臓器を作り、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
悪玉コレステロールが増えても自覚症状として出ることはありませんが、血液がドロドロになり、血管が細くなっている状態なわけなので、何となく体がだるい、疲労感が取れないということはあり得ます。
また、血流が悪くなれば、元気が出る食べ物・飲み物から得られる栄養素をうまく全身届けづらくなってしまいます。
ミックスナッツは高カロリーですが栄養豊富です。間食するならミックスナッツがおすすめです。また、疲れて買い出ししてない、何も冷蔵庫にない…という状態に備えて、日持ちもするミックスナッツを常備しておくのはいかがでしょうか?1人暮らしの女性には特におすすめしたい食べ物です。
ただし塩や砂糖で味付けしてあるミックスナッツは選ばないようにしましょう。
【元気が出る食べ物・飲み物】⑤肉類(豚肉・鶏肉)
元気が出る食べ物・飲み物⑤は「肉類」。特に「豚肉」と「鶏肉」には、それぞれに元気が出る栄養素が含まれています。さらに消化吸収をよくするために別の栄養素と食べ合わせることで、食材の栄養素を効率的に摂取することができるようになります。
「元気が出る食べ物ランキング」としては上位のポテンシャルを持っています。ただし「肉類」は、コンビニで手に入らない食材であり、調理必須でもあることから、疲れを感じている1人暮らしの女性にとって手軽感が薄いため、この順位に落ち着きました。
豚肉は「ビタミンB1」が豊富
豚肉には、疲労回復に効果がある「ビタミンB1」が多く含まれています。脂身の少ないヒレやもも肉を選ぶのがおすすめです。
ビタミンB1には、疲労物質である乳酸をエネルギーに変換させる働きがあります。身体を動かした後は身体に乳酸が溜まり、疲れとして残ります。疲れを取るには、ビタミンB1を摂取して乳酸をエネルギーに変換させ、排出させる必要があります。
ただし、このビタミンB1は含まれている食べ物・飲み物が少なく、バランスの良い食事をしているつもりであっても不足してしまうことがあります。意識して摂取するようにしなくてはなりません。
この豚肉に含まれているビタミンB1は、「クエン酸」と組み合わせることでより効果的に摂取することができます。トンカツにレモンをかけるのは味の問題だけでなく、栄養的な観点からも理に叶っています。
クエン酸そのものにも疲労回復効果があるので、豚肉料理をする際には、レモンやすだちのような柑橘類、梅肉、お酢などを組み合わせると良いでしょう。
鶏肉には「イミダペプチド」が含まれている
「鶏むね肉」も同様に元気が出る食べ物です。
鶏むね肉には「イミダペプチド」と呼ばれる2つのアミノ酸が結合した成分が多く含まれています。この成分は筋肉疲労を防ぐ働きがあり、人間が摂取すると身体の疲労回復が期待できます。
ただし効果が見込める摂取量が鶏むね肉100g分と多いため、小食な女性や疲れて何も食べたくないときには適さないかもしれません。また、「イミダペプチド」は加齢と共に減っていくため、40歳以下の方には効果を感じづらいというのも特徴です。
【元気が出る食べ物・飲み物】⑥にんにく・しょうが
元気が出る食べ物・飲み物⑥は「にんにく」と「しょうが」です。
どちらも、直接的に元気が出る栄養素が含まれているわけではありませんが、他の元気が出る食べ物・飲み物の効果をぐんと底上げしてくれる効果があります。
1人暮らしの女性であれば、コンビニにも置いてあるチューブのものもおすすめです。
ビタミンB1の吸収力を高める「にんにく」
にんにくは滋養強壮の効果があるというのは有名です。スタミナが出る料理には広く使われています。
にんにくには、直接的に元気が出る栄養素が含まれているわけではありませんが、他の元気が出る食べ物・飲み物の効果をぐんと底上げしてくれる効果があります。
たとえば「アリシン」という成分。にんにく特有の臭いの元でもあります。アリシンは疲労回復には必須とも言える「ビタミンB1」の吸収率と保持率を高めてくれる効果があります。
「スコルジニン」という成分には、細胞の劣化を防ぎ、新陳代謝を高める効果があります。新陳代謝を高めることで、血行も良くなり、全身に元気が出る栄養素が行き届きやすくなります。どちらの成分も疲労回復を促す役割を期待できるものです。
ビタミンB1のために豚肉料理を作ったものの、クエン酸・つまりすっぱいものが苦手な方は、にんにくに代えてみてはいかがですか?
体温をあげて栄養素を行き届きやすくする「しょうが」
「にんにく」と同様に、「しょうが」自体にも直接的に元気が出る栄養素が含まれているわけではありません。しかし、しょうがには体温を上げて保温する効果があります。しょうがを食べることで、血行が良くなり、全身に元気が出る栄養素が行き届きやすくなるのです。
元気が出る栄養素が行き届きやすくなる状態にしておくというのは、元気が出る食べ物・飲み物を摂取する上では大切です。
豚肉や緑黄色野菜がたっぷりと入ったスープや鍋料理には、すり下ろしたしょうが、蒸ししょうが、一かけらのしょうがをそのまま追加するのもおすすめです。飲み物に入れるのも良いでしょう。
ただし、しょうがは必ず熱を通すこと。生のまま、ただすり下ろしただけのしょうがには保温効果どころか身体を冷やす作用があります。暖かい料理に追加する分には問題ありません。