(C)フジテレビ
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夏と海はぎゅっと抱き合う。ふたりは生きていて、お互いの肉体を感じることができる。だが、抱きしめあう肉体があればあるほど、水季がいないことを海は痛感してしまうのかもしれない。

第12回まであるのは、昨今の連ドラでは長い(最近は、全10話が多い)。その分、じっくりと心情を描いていて、見応えがある。でもその分しんどさも2回分重い。ハッピーエンドを期待したい。

<文/木俣冬>

【木俣冬】

フリーライター。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。『ネットと朝ドラ』『みんなの朝ドラ』など著書多数、蜷川幸雄『身体的物語論』の企画構成など。Twitter:@kamitonami