街中で“パパ活”に見られないかと不安も…
――実際、27歳差で結婚したお二人は年の差婚に対する世間の目をどう思っていますか?
ともえ:主人を好きになるまでは「恋愛対象って何歳まで?」と聞かれても、プラス10歳ぐらいだと思っていました。でも、実際に結婚して考え方が変わりましたけど、違う価値観を持つ人を嫌うのも仕方ないのかなと思っています。だんだん認められていくものでしょうし、世の中にいる年の差カップルのみなさんに先駆けて、私たちが理解を広めていければと思っています。
みっちゃん:恋愛や結婚に年齢差は関係ないと思っています。結婚を報告したとき、何人かは「そんな若過ぎる子を」と言う友だちもいましたけど、僕自身はそう言われたからこそ、妻を幸せにしなければいけないという覚悟も強くなりました。
ともえ:これから先、何十年も添い遂げて「年の差婚は間違いではない」と証明したいです。
年の差婚ならではのメリットとデメリット
――年の差婚ならではのメリットとデメリットは?
ともえ:経験が浅く知らないこともたくさんあるので、主人にいろいろと教えてもらえることがうれしいです。私のインフルエンサーとしての活動も応援してくれていますし、たぶん、同世代だとここまで見守ってくれないと思うんですよね。建築士として働きながら、TikTokやYouTube、インスタグムの撮影に協力してくれますし、家事もめっちゃこなせるので助かっています。デメリットは特に思い浮かばないんですけど、しいて言えば、主人の方が早くなくなる可能性が高いので、子どもができたときの不安があることです。でも、私が覚悟すればいいだけかなと思っています。
みっちゃん:若くて可愛くて、いつもキラキラしていると自慢できるのはメリットです。デメリットは、病院で保険証を見せたときに「娘さんですか?」とほぼ間違いなく言われることかな。付き合いたての頃は、街中で「親子」とか「パパ活」と見られているかなと不安もあったんですけど、さすがにもう慣れました。
――30万人以上のフォロワーを抱えるTikTokアカウント「ともえとみっちゃん」など、SNSで仲むつまじい様子を投稿し続けている理由は?
ともえ:同じ境遇の方々を少しでも励ませればという思いからです。もともとは「芸能界で活躍したい」という夢に向けて、知名度を上げるために開設したアカウントで、二人の日常を漫画化して投稿していたんです。次第に同じ境遇の方々から反響が集まり始めて、毎日、顔出しで投稿するようになりました。
みっちゃん:初めは恥ずかしいので、僕はサングラスをかけて出演していたんですけどね。でも、結婚式の前撮り写真をアップしてからは、恥ずかしさもなくなりました。今では「ともえとみっちゃん」として認知してくださっている方々もいますけど、妻を応援したい気持ちが一番です。「27歳 年の差夫婦」のキーワードによって、妻の認知度がもっと上がればいいなと思っています。