◆日テレは春に続いて不振…『降り積もれ』はギリギリ10位
お気に入り登録者数「増加数」ランキングでトップ10にもっともランクインした局は、フジテレビとTBSで3作。それに続くのがテレビ朝日の2作、テレビ東京、日本テレビが1作ずつとなった。
そのうち、ギリギリ10位となったのは日テレの『降り積もれ孤独な死よ』(+61.1万)。
前期の春ドラマは、石原さとみ主演の『Destiny』(テレビ朝日)、長谷川博己主演の『アンチヒーロー』(TBS)が1位、2位となるなど考察要素のある作品が人気だったが、『降り積もれ』は今期もっとも考察しがいのあったであろうサスペンス作品だったものの、やや空振り気味に。
成田凌、吉川愛らの演技や、映画のような絵づくりなどは好評だったが、視聴率ともに伸び悩んだ格好だ。
日テレは『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』が増加数15位(+50.4万)、『マル秘の密子さん』が17位(+32.8万)で、春ドラマに続いて配信での不振が目立っている。
◆テレ朝は『青島くん』が5位、『スカイキャッスル』が9位に
増加数9位は、テレ朝の『スカイキャッスル』(+68.8万)。放送開始が7月25日と遅かったうえ、編成都合による放送休止もあったために、9月12日でようやく第7話。
韓国ドラマのリメイクであり、日本配信版は全36話あった元の内容を全9~10話にまとめることの是非はあるが、13日に最終回となる増加数8位『ビリオン×スクール』(+70.2万)を追い抜くポテンシャルはまだありそうではある。
テレ朝は、Snow Man・渡辺翔太主演となる『青島くんはいじわる』が深夜帯ながら増加数5位(+84.9万)。お気に入り登録者数自体も今期民放ドラマ5位(95.6万人)とトップ5入りしており、Snow Man人気、そして「アイドル主演」×「ベタなラブストーリー」の組み合わせの強さがうかがえる。