◆毎日のようにセクハラ…テレビADの悲惨な日常

 テレビ制作会社でADをしていた希美さん(仮名)は、毎日のようにセクハラの被害に遭っていたそうです。

 入社して1週間後に行われた歓迎会で、最初のセクハラは起きました。1次会は居酒屋で紹介がてら、ビール瓶を持ってディレクターやプロデューサーへ挨拶に回りました。そして行った、2軒目のカラオケボックスで“事”は起きました。

「マドンナと呼ぶべき美女ディレクターを男性たちが囲んだのです。彼女を机の上にあおむけに倒すと、彼女の足を広げさせて、入れ代わり立ち代わり男性たちが腰を振るマネを始めたのです。もちろん全員服は着ていますが、あまりのことに衝撃を受けました」

カラオケ
 その直後、希美さんはプロデューサーにデュエットの相手をさせられ、腰に手を回されるのですが、「嫌です」とは言えなかったそうです。

「あんなに激しいセクハラを見た後で、腰に手を回されたくらいで『セクハラだ!』と騒ぐことなんてできませんでした。あの行為は、新人女性たちへの『これからセクハラ三昧の日々が始まるぞ』という先制パンチだったのかもしれません」