15日公開の「スポーツニッポン」のウェブ版記事によると、日本テレビサイドは「権利処理等の都合で、一部映像を再編集致しました」「上記理由によりTVerを一時配信停止としておりましたが、現在は再配信されています。番組内容に変更はありません」と説明したという。

 実際、配信版では「権利上の都合で配信できません」として一部映像が見られない場面こそあるものの、ネット上で問題になったヒロミのコメント部分もカットされずに残っている。

『仰天ニュース』番組が謝罪、波紋呼んだ放送回は?

 こうした騒ぎがあった中、一部視聴者の間では「番組終了」を予想する声も噴出。というのも、『仰天ニュース』は、以前にも放送内容などがたびたび波紋を呼んでいるからだ。記憶に新しいのは、21年9月7日の“脱ステロイド療法”に関する放送だろう。

 番組では、とある女性がステロイド外用薬を断ち、肌荒れの治療に成功した……といった体験談を紹介した。

「しかし、日本皮膚科学会をはじめとした6団体と1患者会が連名で日テレに対し『科学的に明らかに根拠のない内容があった』として抗議文を提出。その結果、翌週14日放送回の終盤で同局の杉原凜アナウンサーが謝罪し、番組公式サイトでも『治療中の多くの患者の皆様とそのご家族、携わる医師の方にご心配及びご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます』『治療は、医師の指導に従ってください』と呼びかけていました」(同)

 これ以前には、20年5月26日放送回で番組に協力した女性が制作方法などに疑問を呈し、X(当時はTwitter)で告発するといった例も。

 同放送回のテーマは「美を追求した落とし穴&顔面崩壊からの復活」で、「白米ばかり食べていた」という女性の体験談を紹介した。しかし翌27日、当人がTwitterで「お米ばかり食べるきっかけがなぜかお米の栄養素に着目したことになってた。全然違う」などと吐露。取材時に自身が話した内容と、番組の編集に食い違いがあると主張したが、特に番組側が謝罪することはなかった。