この後のスタジオトークで、ゲストの女優・吉谷彩子は「こういうのって本当に、誰かにすがりたかったり、誰かに助けてもらいたかった人に漬け込んで。で、その人もそこでまた助けてもらえるって、この負の連鎖みたいなのがやっぱ、どうしてもやるせないって感じですね」とコメント。
「これを受け、MCの中居が『こういう宗教によって、本当に助かってる団体もあって、人たちもいるんですよね?』と話を振ったところ、ゲストのタレント・ヒロミは『それは間違いなくいると思うし、今でもその統一教会でも、別にそう思ってる人もたくさんいるんだろうし』と持論を展開。このとき、本人の言葉とは違うものの、画面上には『教団に救われている人もいる』と要約したテロップが表示されました」(同)
『仰天ニュース』TVerでは一時配信停止も、内容に変更なしで再配信
今回の放送を受け、ネットユーザーからは「事件やカルト問題を風化させないためにも、特集してくれて良かったと思う」「ヒロミの発言は問題だけど、この事件の背景をきっちりと描いた日テレはエラい」「解散命令請求の出ているようなカルト宗教を番組内で肯定するのは如何なものか?」「テロリストを悲劇のヒロインに祭り上げるような内容をよく民放で流したよな」などと賛否両論が噴出。
特にヒロミの見解に対しての否定的な声も多く、X(旧Twitter)には「#ヒロミをテレビにだすな」といったハッシュタグをつけて抗議する人も。「中居もヒロミも、ことの重大さがわかってない」「ヒロミは信者の気持ちを推察して話しただけで、教団を擁護したわけではないと思う。『教団に救われている人もいる』というのは誤解を招くテロップだった」と、さまざまな意見が飛び交っている状況だ。
こうした事態が影響したのか、今回のオンエアはTVerでも配信されていたが、14日午後までに一時的に視聴できなくなり、TVer側は「都合により、8月13日(火)放送分 日テレ『ザ!世界仰天ニュース』は配信を停止しました」(原文ママ、以下同)とお知らせ。その後、15日午後6時までに配信が再開した。