8月13日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系、以下『仰天ニュース』)の放送内容が物議を醸している。同番組は世界各国で起こったさまざまな事件・事故や仰天エピソードなどを取り上げるドキュメントバラエティだが、これまでにも構成の仕方や特集のテーマに批判が続出し、番組サイドが謝罪する騒動に発展した過去があった。
目次
・『仰天ニュース』で安倍元首相銃撃事件を特集
・ヒロミの発言にさまざまな意見――TVerで一時配信停止に
・『仰天ニュース』番組が謝罪、波紋呼んだ放送回は?
『仰天ニュース』で安倍元首相銃撃事件特集、ヒロミが「統一教会」に持論
中居正広と笑福亭鶴瓶がMCを務める『仰天ニュース』は、2001年4月にスタートしたご長寿番組。問題となっている8月13日放送の最新回では、22年7月8日に発生した安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件について特集したが、無料配信動画サービス・TVerでの配信版が一時視聴できなくなり、その後フル配信される事態になった。
「番組では安倍元首相を襲った山上徹也被告が犯行に至るまでの過程や、事件の裏側などに迫る再現VTRをオンエアしていました。『仰天ニュース』の公式サイトに掲載されている『OAまとめ』ページによれば、『警察庁による報告書、明らかになった供述、複数の関係者への取材などを基に再現ドラマで紹介した』(原文ママ、以下同)とのことです」(芸能ライター)
なお、山上被告は取り調べの中で、安倍元首相を狙った理由について、「安倍元首相は宗教団体と関係があると思ったからです」と供述したという。この宗教団体とは、「統一教会」(15年に「世界平和統一家庭連合」に名称変更)を指し、番組では旧統一教会と政治家とのつながりが問題視されることになった点を含め、銃撃事件の背景を掘り下げた。
ほかにも、旧統一教会をめぐるある裁判の事例を再現VTRで紹介。かつて統一教会が行っていたという霊感商法や“高額献金”の実態を振り返った。