きっかけは私がウキウキしていた姿を見て、子どもが使いたくなったことでした。まずはなぜこの機器を選んだのかという理由をわかりやすく伝えることを意識しました。

 斜め型という画期的な構造やスタイリッシュなデザイン性、子どもにも使いやすそうな安全性などが気に入っていることを説明。これは、モノを選ぶ際の視点を自然と身につけるヒントになります。

どの果物をどれだけ使おうか、考え中
どの果物をどれだけ使おうか、考え中。栄養についても興味が芽生えたようです
 お題は、「とびっきりおいしいオリジナルジュースを作ろう!」にしました。

 ミキサーの使い方を自分で調べながら使ってみる。旬の果物を選びながら、皮を入れる入れないを考えたり、果物のバランスを考えたりする。

 私は子ども自身が正解を見つける姿勢を応援することに徹します。このように、ひとつの調理家電を使いこなせるようにすることは、さまざまな能力を育む総合学習につながると考えています。

自分で説明書を読みながら使ってみる。安全面のサポートは重要です
自分で説明書を読みながら使ってみる。安全面のサポートは重要です
【大切にしているポイント例】※カッコ内は育める能力

・親の自分がワクワクする(知的好奇心)

・なぜこのミキサーを買ったのかを説明する(思考力・説明力)

・失敗しないように指導しない(自主性)

・正解を決めつけない(想像力)

・質問したことは答える、わからない時は一緒に調べる(調査力)

◆②かつお節を削ってみる

「KHS 鰹ぶし削り器(カバー付)」(貝印)を使う
かつお節がどうやって削られるのか、瞬間を見たくて観察しています。我が家で愛用しているのは、「KHS 鰹ぶし削り器(カバー付)」(貝印)
 続いては、やってみて子ども自身がもっとも熱狂した体験「かつお節削り」です。子どもは旨味に対する味覚が備わっていますから、削りたてのおいしさが理解できるはず。

 削り器は、子ども用のキッチンツールを多く製造する貝印のものをチョイス。小さな手でも使いやすく、機能性や安全面において信頼がおける製品がオススメです。子どもの年齢によって教え方は異なりますが、まずは安全を最優先に。食材やキッチンツールに慣れていない子どもに「一人でやってみなさい!」は禁物です。