フラームといえば、不倫騒動で世を騒がせた広末涼子が2月に退社したばかり。騒動によるCMなどの降板で億単位の賠償金が発生したとされ、同事務所は約26年所属した看板女優を失った上に大きな損害を被ったといわれている。

 同事務所は他にも有村架純や戸田恵梨香、田中みな実、吉瀬美智子、松本穂香ら人気女優を擁するが、広末の抜けた穴は大きく、所属タレントたちの負担増が懸念されていた。しかし、芸能界屈指の人気女優でCM女王のひとりでもある吉岡の加入によって、広末の抜けた穴を補って余りある戦力補強になったといえそうだ。

 棚ぼた的な幸運であるのは間違いないが、その一方で「吉岡が移籍を即決できるほど、現在のフラームは勢いがあり、なおかつタレントの意向を尊重してくれることが業界内で知られていたことも大きい」との指摘がある。

 フラームは前事務所時代の広末を担当していたマネージャーが独立し、広末のために設立したという経緯がある。広末と入れ替わるように吉岡が入ってきたことで、吉岡だけでなく、同事務所も「第二章」が始まることになりそうだ。