ジェザイル通りは、その名前がフランスの「アルジェリア」(Cezayir)に由来しています。19世紀末から20世紀初頭にかけて、当時のオスマン帝国政府は、フランス人商人や外国人コミュニティの居住区域としてこのエリアを整備しました。通りの名前は、アルジェリアからの移住者やフランスの影響を反映しており、フランス語の「Cezayir」(アルジェリア)にちなんでいます。建物や街並みには、当時のフランスの影響が色濃く残っており、イスタンブールの多文化的な歴史を感じさせるエリアです。階段になった通りの両側にはカフェやビストロ、バーなどが軒を連ね、夜はより一層華やかな雰囲気となります。

6.アー・ハマム

イスタンブール新市街 アー・ハマム

イスティクラル通りから徒歩圏内のアー・ハマムは、1453年にコンスタンティノープルを陥落させ、東ローマ帝国を滅亡させたオスマン帝国のメフメト2世が造ったハマムです。イスタンブールがオスマン帝国領になって最初に造られたハマムとして知られています。イスタンブールで唯一混浴のハマムですが、脱衣室や垢すりをしてもらう部屋は個室なので、安心して利用できます。

7.サルト・ガラタ

イスタンブール新市街 サルト・ガラタ

サルト・ガラタは、かつてはオスマン銀行の本店として使用されていた歴史ある建物です。2000年代初頭に再開発され、現在は現代アートが楽しめる文化センターとして利用されています。建物の外観はネオクラシカルなデザインで、内部は広々とした展示スペースやカフェ、アートギャラリー、書店が整備され、展示や講演会、映画上映などのイベントが行われています。

8.カモンドの階段

イスタンブール ガラタ塔付近のカモンドの階段

カモンドの階段は19世紀に建てられた、少し変わった形をした階段です。当時の富裕なユダヤ人商人カモンド家によって寄贈されました。石造りの美しい装飾が施された階段は、周辺の風情ある通りや街並みによくマッチしており、フォトスポットにもなっています。

9.イスタンブール絵画彫刻博物館

イスタンブール絵画彫刻博物館