10位:ルドandクルシ

・公開年:2008年12月19日
・監督:カルロス・キュアロン
・出演者:ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ他
・ジャンル:コメディ

「ルドandクルシ」は、それぞれ違うサッカーチームに入団したベトとタトの兄弟を通して、メキシコのサッカーと社会を描いたコメディです。

主演のガエル・ガルシア・ベルナルと、ディエゴ・ルナは「天国の口、終わりの楽園。」以来7年ぶりの共演を果しました。

「ルドandクルシ」の魅力は、山あり谷ありのストーリー、ガエル・ガルシア・ベルナルと、ディエゴ・ルナの演技なので、そこに注目です。

9位:アモーレス・ペロス

・公開年:2000年6月16日
・監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
・出演者:エミリオ・エチェバリア、ガエル・ガルシア・ベルナル
・ジャンル:ドラマ

「アモーレス・ペロス」はメキシコの首都メキシコシティーを舞台に住民たちが繰り広げる愛憎劇を3話のオムニバス形式で描いています。

監督のデビュー作ですが、第53回カンヌ映画際の批評家週間グランプリ、東京国際映画祭のグランプリなど数々の映画賞を獲得するなど世界的に高い評価を得ました。

映画ファンからは特にガエル・ガルシア・ベルナルの演技力の高さ、暴力的でありながら美しい映像が高評価を得ているので、要チェックです。

8位:父の秘密

・公開年:2012年10月19日
・監督:ミシェル・フランコ
・出演者:テッサ・イア、エルナン・メンドーサ
・ジャンル:ドラマ

「父の秘密」は、メキシコシティーを舞台に母親を事故で失った親子が織りなす複雑で、猟奇的な人間模様を描いた作品です。

ミシェル・フランコが監督と脚本を務めた今作は、第65回カンヌ映画祭の「ある視点部門」でグランプリに輝くなど世界で高い評価を得ました。

映画ファンからは難しい役を見事に演じたエルナン・メンドーサの演技力、衝撃的なストーリーが好評なので、映画を見るときにはそこに注目してみてください。

7位:赤い薔薇ソースの伝説

・公開年:1992年4月16日
・監督:アルフォンソ・アラウ
・出演者:ルミ・カヴァソス、マルコ・レオナルディ
・ジャンル:恋愛ドラマ

「赤い薔薇ソースの伝説」は料理で自分の思いを伝えることが出来る、料理上手の娘ティタの甘美な恋模様を描いた恋愛ドラマです。

この作品は国内外で好評を博した作品で、メキシコのアカデミー賞で作品賞を受賞し、英国アカデミー賞の外国語作品賞にノミネートされています。

メキシコ映画らしい情熱的で官能的なシーンで引き込まれますし、ティタ役を務めたルミ・カヴァソスのはまり役なので要チェックです。

6位:エル

・公開年:1952年
・監督:ルイス・ブニュエル
・出演者:アルトゥーロ・デ・コルドヴァ、デリア・ゲルセス
・ジャンル:ドラマ

「エル」は敬虔なカトリック教徒であるフランチェスコが強迫観念にかられ、異常をきたしてくる様を描いた映画です。

この作品はルイス・ブニュエルが手がけた数々の名作の中でも特に映画ファンから高い評価を得ています。

映画ファンからは人間の欲望を描き出したストーリー、特に衝撃のラストシーンが評価されているので、そこに注目してみてください。

5位:ノー・エスケープ 自由への国境

・公開年:2016年4月13日
・監督:ホナス・キュアロン
・出演者:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフェリー・ディーン・モーガン
・ジャンル:スリラー

「ノー・エスケープ 自由への国境」は灼熱の砂漠が広がり、狙撃手に狙われ、水も武器もない過酷な環境の中でアメリカに不法入国を試みる移民たちの姿を描いています。

今作は海外でも高い評価をえていて、第40回トロント映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門を受賞しています。

見どころは手に汗握る展開、ガエル・ガルシア・ベルナルの熱演なので映画を見るときにはそこに注目してみてください。

4位:カルテルランド

・公開年:2016年5月7日
・監督:マシュー・ハイネマン
・制作総指揮:キャサリン・ビグロー、モリー・トンプソン、デビッド・マキロップ
・ジャンル:ドキュメンタリー

「カルテルランド」はアメリカとメキシコの合作で、メキシコのミチョアカン州を舞台に凶悪な麻薬カルテル「テンプル騎士団」に反抗する市民たちの姿を描いています。

この作品はメキシコ麻薬戦争を描いたドキュメンタリーで、第88回アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞にノミネートされています。

映画ファンからはメキシコの麻薬カルテルの実情が知れる内容、ドキュメンタリーならではの生々しい映像が高く評価されています。

3位:皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇

・公開年:2015年4月11日
・監督:シャウル・シュワルツ
・出演者:ジェイ・バン・ホイ、ラース・クヌードセン
・ジャンル:ドキュメンタリー

「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」は、イスラエル人の報道カメラマンがメキシコの麻薬戦争の暗部を映し出したドキュメンタリーです。

この作品はメキシコとアメリカの合作で、シャウル・シュワルツが初めて映画監督に挑戦しています。

映画ファンからはメキシコ社会の暗部が生々しく描かれているところが好評で、そこが映画の見どころと言えます。

2位:昇天峠

・公開年:1951年
・監督:ルイス・ブニュエル
・出演者:リリア・プラド、カルメリータ・ゴンザレス
・ジャンル:ドラマ

「昇天峠」は危篤の女性から遺言状の作成を依頼されたオリベリオが公証人を呼ぶためバスで街へと向かう姿を描いた作品です。

この作品もルイス・ブニュエルのメキシコ時代の作品の一つで、全ての作品の中で特に評価されています。

ルイス・ブニュエルは難しい作品が多いですが、「昇天峠」は分かりやすいと評価されているので、入門編としておすすめです。

1位:パンズ・ラビリンス

・公開年:2006年10月11日
・監督:ギレルモ・デル・トロ
・出演者:イバナ・バケロ、ダグ・ジョーンズ
・ジャンル: ファンタジー

「パンズ・ラビリンス」はフランコ政権独裁下のスペインを舞台に少女オフィリアが不思議な迷宮で試練を乗り越え成長する様を描いたダークファンタジーです。

世界各国で絶賛され、アカデミー賞では撮影賞、美術商、メイクアップ賞を受賞しました。日本でも好評を博し、多くのファンがいます。

映画ファンからは切なくも美しいストーリー、迷宮に登場する個性的なクリーチャー、オフィリアを演じたイバナ・バケロの演技が好評なので注目してみてください。