メキシコ映画界はこれまでにギレルモ・デル・トロなどの名監督、海外の映画賞を受賞した名作を次々に生み出しています。しかし日本人はメキシコ映画について詳しくない人が多いのではないでしょうか。今回はおすすめのメキシコ映画を紹介します。
メキシコ映画のおすすめが知りたい!
日本人にとってメキシコ映画は欧米の映画と比べるとあまり馴染みがなく、作品を全く知らないという方も多いのではないでしょうか。
しかしメキシコ映画界はこれまでにギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロンなどハリウッドで大活躍中の名監督、欧米の主要映画祭で高く評価されている名作を次々と生み出しているので知らないともったいないです。
今回はメキシコ映画のことを知らないという方のためにおすすめのメキシコ映画とメキシコ映画の特徴について紹介します。
メキシコ映画のおすすめ人気ランキング15選
ここからはおすすめのメキシコ映画をランキング形式で紹介します。ランキングに登場する映画は様々なジャンル、様々な時代の名作ばかりです。ランキングだけでなくあらすじ、見どころを紹介するので、メキシコ映画を見るときの参考にしてみてください。
15位:母という名の女
・公開年:2018年6月16日
・監督:ミシェル・フランコ
・出演者:エマ・スアレス、アナ・バレリア・ベセリル
・ジャンル:ドラマ
「母という名の女」は娘の妊娠をきっかけに家に帰ってきた母親の歪な欲望を生々しく描いた衝撃作で、第70回カンヌ映画祭のある視点部門で審査員賞を受賞しています。
この映画の監督は「ある終焉」のミシェル・フランコで、主演は「ジュリエッタ」でゴヤ賞の主演女優賞を受賞したスペインの名女優エマ・スアレスが務めました。
映画を見た人には母親の陰湿的な欲深さを描いたストーリー、母親役を演じた主演のエマ・スアレスの熱演が好評なので要チェックです。
14位:皆殺しの天使
・公開年:1962年5月16日
・監督:ルイス・ブニュエル
・出演者:シルビア・ピナル、エンリケ・ランバルなど
・ジャンル:ドラマ
「皆殺しの天使」は館に閉じ込められた20人の名士たちが本能を剥き出し合って醜い争いを繰り広げる様を描いた不条理劇です。
監督は映画で「シュルレアリスム(超現実主義)」を代表する表現者の1人で、「アンダルシアの犬」「昼顔」などの名作を生み出したスペインの巨匠ルイス・ブニュエルが務めました。
監督は1946年からスペインからメキシコに拠点を移しましたが、メキシコ時代の作品はどれも好評です。中でもこの作品は独創的な物語が面白いと好評なので要チェックです!
13位:天国の口、終わりの楽園。
・公開年:2001年6月8日
・監督:アルフォンソ・キュアロン
・出演者:ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナ他
・ジャンル:コメディ
「天国の口、終わりの楽園。」は幼馴染みのフリオとテノッチが、人妻ルイサと共に、幻のビーチ「天国の口」を目指して旅に出る姿を描いた青春映画です。
監督のアルフォンソ・キュアロンはこれまでに「ROME/ローマ」「ゼログラビティ」「ハリーポッターとアズカバンの囚人」などの話題作を務めたメキシコが誇る名監督です。
映画のファンからはストーリー、出演者、メキシコの風景の美しさが高く評価されているので、映画を見るときにはそこに注目してみてください。
12位:闇の列車、光の旅
・公開年:2009年5月15日
・監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
・出演者:エドガル・フローレス、パウリナ・ガイタン他
・ジャンル:社会派ドラマ
「闇の列車、光の旅」はホンジュラス移民の少女とメキシコのギャング団の青年との交流を軸に中南米の過酷な現状を描いた映画です。
キャリー・ジョージ・フクナガは2020年公開予定の「007」シリーズの最新作の監督を務めた期待の若手監督です。今作は監督のデビュー作となります。
映画ファンからはホンジュラス移民の少女役を演じたパウリナ・ガイタンの熱演を評価する声が多く挙がっているので少女の演技に注目です。
11位:ROME/ローマ
・公開年:2018年8月30日
・監督:アルフォンソ・キュアロン
・出演者: ヤリッツァ・アパリシオ、マリーナ・デ・タビラ
・ジャンル:ドラマ
「ROME/ローマ」はメキシコとアメリカの合作で、メキシコシティで育ったアルフォンソ・キュアロンの半自伝的な映画です。
多くの映画賞で高く評価され、第75回ヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞し、第91回アカデミー賞で外国語作品賞を受賞しています。
美しい白黒の映像、メキシコの情勢が分かるストーリー、ヤリッツァ・アパリシオの自然な演技が好評なのでそこに注目です。