◆第2期のターニングポイント
どうしてこうもややこしいんだ。もともとそうだったのか、いつからかややこしくなったのか。文頭で確認したように、デビュー当初はあの呼び名を思わず発したくなる、ふわふわマシュマロみたいな。
どの時点で岡田は大転換したのか。彼の出演作品を追うとき、作品ごとで演じる振り幅の大きさに驚かされることがある。
2009年公開の『ハルフウェイ』や『ホノカアボーイ』など、映画俳優としてさわやかにたたずみながら、キャラクターの内面世界まで透けて見える主演作を経過し、2013年公開の『潔く柔く』へといたるのが、第2期だとする。
ターニングポイントは、ちょうど2016年放送のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)あたりだろうか。同作の岡田扮するクソダサ営業マンの坂間正和は、ゆとり世代代表のひとりとして、イケてないけど、でもイケメン(?)みたいな疑問符を提示した。
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