◆有人サポートを急拡大することで「マシンが壊れたまま」「不衛生」の不満を払拭
これだけ安くて、あれこれできる。いいこと尽くめな気がしますが、しかし気になるのはネットやSNSでの評判。「機具が壊れたまま、修理されるまで時間がかかる」「掃除が十分にされていない、不衛生」といった、主に店舗の保守管理についての不満が目立ちます。
その点について率直に質問すると、チョコザップ側もやはり課題と考えているよう。「お客様の満足度と店舗の質の向上は最優先課題と考えていまして、今年度の大きなテーマになります」として、すでに動き出しているとのことです。
具体的には「ちょこっとサポート」というサービスを24年春から導入。これまで「無人ジム」を個性としてきたチョコザップですが、店舗のサポートをするライザップのノウハウを習得したアドバイザーを500人体制へと増員するとのことです。
「アドバイザーが定期的に巡回して、お客様にとってより快適な環境をつくりたいと考えています。たとえばマシーンの使い方がわからないとか、どういう食事がいいとか、素朴な疑問にもお答えできるようにサポートしたり。また、課題になっているマシーンのメンテナンスであるとか、店舗の清掃面についても、人が入ることによって、よりスピーディな対応ができるようになります」