このドラマは、学園で起こるさまざまな問題について、ちゃんと哲学を言語化して、わかりやすくて熱い言葉で語ってきました。脚本家が、ちゃんと自分のフォームで、全力でバットを振り切ってきたということです。

 AIを扱うSFとして、最後にどんなスイングが見られるのか。楽しみではあるけれど、あと1回で終わっちゃうかーとさみしくなる程度には好きなドラマでしたね。職員室のくだりで役者が笑っちゃうのをそのまま使うのも、個人的には楽しくていいと思いました。初回からずっとアバンで使ってたクラスみんなでの水鉄砲合戦に至るプロセスも納得感あったしな。よきです。ありがとうありがとう。

(文=どらまっ子AKIちゃん)