静岡市立日本平動物園は、9月21日(土)の「国際レッサーパンダデー」に合わせて、9月7日(土)〜29日(日)の期間、レッサーパンダの生態や魅力に触れることができるイベント「国際レッサーパンダデー2024」を開催。期間中の4日間限定で「夜の動物園2024」も開催される。
日本の「レッサーパンダの聖地」
静岡市立日本平動物園は、富士山を望む景勝地「日本平」に静岡市立の動物園として1969年8月1日に開園し、今年開園55周年を迎えた。約140種600点の動物を飼育する日本有数の動物園であり、日本国内レッサーパンダの繁殖計画・情報交換の司令塔を担っていることから「レッサーパンダの聖地」ともいえる場所だ。
同園でのレッサーパンダの飼育は、1980年に中国(西安市)から日中友好の動物大使として贈られたことがはじまり。2023年には2年ぶりに赤ちゃんが誕生し、現在7頭のレッサーパンダが暮らしている。立ち上がる姿で話題になった千葉市動物公園の「風太」くんも、日本平動物園生まれだ。
開園日は毎日、11:00~「レッサーパンダのお食事タイム」が行われている。日本平動物園のレッサーパンダはリンゴが大好物で、主食の竹の葉は動物園の裏山から新鮮な竹を切ってきて与えている。口に合わないと“プイッ”と横を向いてしまい食べてくれないグルメな性格の持ち主だという。
9月の第3土曜日は「国際レッサーパンダデー」
「国際レッサーパンダデー」は、レッサーパンダの保全活動を行う団体「Red Panda Network」が定めた日で、毎年9月の第3土曜日と決められている。レッサーパンダの魅力や野生での現状、保全の必要性を多くの人に知ってもらうための日として制定された。
「国際レッサーパンダデー2024」では、レッサーパンダの生態や魅力に触れることができる様々なコンテンツが実施される。