▲ドレスのひだをイメージした「マント・ド・クール」

王妃が身に着ける宝石をイメージした「ビジュー・ロトンヌ」は、繊細なチョコレート細工と、蜂蜜でマリネしたイチジクの実が無数に並ぶ華やかさ。グァバやイチジク入りのホワイトチョコレートのムースを乗せたクリームチーズタルトです。

▲チョコレート細工とイチジクが美しい「ビジュー・ロトンヌ」


「王妃のお夜食」は、シナモン、クローブ、アニス風味のキャラメルで煮込んだたっぷりのリンゴで包み、ローストした胡桃やドライフルーツを飾った紅茶風味のケーキです。そしてひと口サイズの「パピヨン」は、秋に美味しいスモモ “ミラベル” ムースの中に香水のように香るベルガモットジュレが入っています。

▲「王妃のお夜食」(左)とひと口サイズの「パピヨン」

▲ビュッフェ台の装飾も華やか

王妃が特に親しい友人だけを招き入れる秘密のサロンで振舞われるスイーツ「王妃のネグリジェ」も味わっておきたい一品。眠気覚ましのコーヒームースをチョコレートムースで覆い、焼きマロングラッセとバラの花びらをトッピングしています。

▲「王妃のネグリジェ」

美しいピンクの扇を思わせる「レヴァンタイユ」は、ラベンダー風味のルビーチョコレートのクリームに、バルサミコ酢で和えたラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリーをトッピング。鮮やかな緑色の「プティ・ポティロン」は、カボチャのケーキ。ヘーゼルナッツプラリネのムースにパンプキンペーストやローストしたカボチャの種を入れ、キャラメリゼしたアーモンドやヘーゼルナッツをトッピング。

▲「レヴァンタイユ」(写真左)と「プティ・ポティロン」(写真右上)

「マスク・ノワール」は、マリー・アントワネットの好物で、お輿入れの時フランスに持ち込まれたと伝わる “クグロフ” をベースに、洋梨のリキュールに漬けたドライフルーツやローストしたピーカンナッツを加えます。紫色が美しい「ヴィオレット」は、レアチーズの中にブルーベリーコンフィチュール忍ばせ、グラッサージュしたヴィオレットからはスミレの香りを楽しめます。