◆自分の睡眠サイクルを把握すると…

そこで知っておくと役に立つのが、自分の睡眠サイクル。

HUAWEI Band8を使い、前日に計測した筆者の睡眠データを例に見てみると、明け方に深い眠りに落ちていることから“朝すっきり起きられない人の睡眠サイクル”であることがわかります。

質の高い睡眠取材会
このタイプの場合、起きる時間を毎日同じにしたり、起床後カーテンを開けて15秒空を見上げたりするなど、体内時計をリセットして整えることが解決策につながるそう。

食事や運動のように起きている時間に意識的に改善できることとは違い、睡眠に関してはできることが限られている―。と、どこか諦めに近い気持ちを抱いていたけれど、寝室の明るさや温度・湿度、寝具・就寝時の服装だったり、リラックスできる環境づくりをするなど、ここ数年で良い睡眠にアプローチする方法が増加傾向にあるのは心強い限り。

新陳代謝の低下(太りやすくなる・肌荒れしやすくなる)や、作業効率の低下などの悪影響が起きる原因にもなる睡眠の質の低下。

心身の健康やパフォーマンスアップのためにも、自分に合った改善策を取り、睡眠バランスを整えることが大事になってくるのですね。

<取材・文・撮影/高木沙織>

【高木沙織】

「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi