◆初デートで「俺のトリセツ」を提示されて……
あまりの違いに香澄さんは、びっくり。失礼かと思ったものの、言わずにはいられず「あれ? アプリの写真となんか違いません?」と隆義さんに尋ねてしまいました。
すると、隆義さんは「ああ、あれは10年くらい前の写真だから、ちょっと若いかもね」と笑いながら、照れくさそうに頭をポリポリ。
「ちょっとどころじゃないですけど……って突っ込みたかったです。他人の写真を悪用しているとかじゃないけど、10年も前の写真を使って婚活するなんて、さすがにルール違反なんじゃないかって思いました」
すっかり心は沈んでしまったものの、さすがにそのまま帰るわけにはいかず、香澄さんたちは約束していたカフェでお茶をすることに。しかし、そこでも香澄さんは隆義さんに唖然とさせられることになります。
席に着くなり、隆義さんは持参したバッグから資料のようなものを取り出し、「これ、見てほしいんですけど……」と言ってきたそう。香澄さんが目をやると、資料の1ページ目には大きな字で「隆義のトリセツ」と記されていました。