しかしその当時をはるかに上回る猛暑が続き、コメの生育は悪く、それに加えて、南海トラフ地震などに備えるためのコメの備蓄、外国人観光客による米需要と、今は当時よりさらに深刻な「令和の米騒動」といわれる。

 このままいくと騒動が、米一揆に発展するかもしれないと危惧されている。

 FRIDAYによると、8月下旬、記者が東京や埼玉のスーパーに行ってみると、コメ売り場が空っぽや、「1家族1点まで」という購入制限がかかっているところばかりだった。
私の家の近くのスーパーでも、先日カミさんが2キロのコメが一つしかなかったといっていたな。

 さらに、コシヒカリやあきたこまちなどの人気銘柄は、高温が続くと上手に光合成ができず、十分にデンプンが作れないという。デンプンが不足すると、形や色が悪いコメになってしまうのだそうだ。

 高温に対応できる水田の管理方法や栽培方法を編み出さない限り、日本で米がとれなくなるというのだ。

 今年8月16日に発表された2023年の産米の集荷業者から卸売業者への販売価格は、、前年同月比に比べて13%も上がっている。

 都内のスーパーの経営者は、今年の4月と比べて5kgの国産米の価格を600円上げ、今後さらに上げるかもしれないと話している。

 近いうちに、「外国人観光客にはおにぎり一つ1000円、日本人であることを証明できる者に限って一つ300円」という立て看板があちこちに立つようになり、食卓や給食は「週1回だけ米の飯」というお触れが出る時代が来るのだろうか。

 これもみんな、国の減反政策の失敗によるものだ。農業政策で失政に失政を重ね、国民が何時飢えてもおかしくない状態を作り出した連中にこういってやりたい。

「政治家よ、役人よ、麦を食え!」

 さて、このところ忘れられていた感の強い旧統一教会だが、文春が、大江益夫・元広報部長のインタビューを掲載している。

 これは、元朝日新聞記者だった樋田毅が光文社から出した『旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録』がもとになっている。