◆「もしよかったら、これからも会おうよ」と声をかけられて困惑

彼からは、両手で真由美さんの手をギュッと握られ、「もしよかったら、これからも会わない?」と声をかけられた真由美さん。

あまりの唐突ぶりに「どうして?」と彼に伝えると、「真由美と、これからも会いたいから」と言われたそう。

彼の話によると、真由美さんに異性として魅力を感じており、これからも関係を続けていきたいと思ったとか。なんと、その話の流れで、彼から「愛人として、交際して欲しい」と誘われたそうです。

流石に既婚者と不倫をする気がなかった真由美さんは、「ごめんなさい。そういう気はないので、もう会えない」と断ることにしました。すると、急に彼のテンションは一変。「あっ、そうなんだ。わかった。じゃ、またね」と言われたそうです。

その時の彼の顔は、口を「への字」に曲げて、「もういいよ」と言わんばかりの表情だったそう。

おそらく彼は、適当に自分の話を聞いてくれて、都合のいい時に体の関係を持ってくれる「嫁以外の女性」を探していたのでしょう。

また、自分にとって都合が悪いのであれば「用無し」というスタンスだったので、彼とはもう二度と会いたくないと思ったそうです。

その後も、毎年のように同窓会は開催されたそうですが、また「彼」と再会すると思うと、もう怖くて参加できなくなったと、真由美さん。

同窓会は旧友との再会で盛り上がる楽しいイベントですが、誰しもが「いい人」という訳ではないもの。同窓会で会った人と、もう一度会う時は「本当に、会って問題ない人か?」をじっくり見極める必要があると言えるでしょう。

<文/みくまゆたん>

【みくまゆたん】

フリーライター兼占い師。数々の婚活経験を元に、大手メディアや出版社などで恋愛、婚活、占いコラムなどを執筆中。

Twitter:@mikumayutan