◆「色恋沙汰」において、要求してさせる“謝罪”で心は鎮まるのか
個人的には夫が間男(まおとこ)に公式に謝罪を要求しているところも腑(ふ)に落ちなかった。
それは実際には裏でやればいい話で、そもそも妻の感情も大きくからむ「色恋沙汰」において、夫という立場と“正義”を振りかざして「謝罪を要求」するのは、どういう心理なのだろうか。会いに行って土下座でもしてもらったら溜飲(りゅういん)が下がるのだろうか。
謝罪は、するほうが誠意をもってするから有効なのであって、要求して無理矢理させる“謝罪”で心が鎮(しず)まるのだろうか。それは世間的に「男を下げる」行為ではないのか。こういった恋愛がらみで、他人に謝罪を要求する人間の気持ちがどうもわからない。
◆キャンドル・ジュン氏、穏やかな顔と暴行・不倫疑惑と
広末涼子は、夫の会見をどう見たのだろうか。夫を傷つけたことは重々、承知のはずだ。だが、彼女はこの騒動の前から夫に離婚を申し出ていたという。すでに夫婦関係は破綻していたのではないだろうか。
ふたりの出会いは2010年3月、ジュン氏主宰のハイチ大地震救済支援イベントで、その年の10月には結婚と妊娠を発表している。広末は「“恋愛感情”というより、静かな安らぎを感じさせてくれる彼の穏やかな人柄に惹かれ、また信念を持って真摯に活動に打ち込む姿勢と行動力に信頼感を抱きました」とコメントを出した。今回のジュン氏単独会見で得た一般視聴者の意見と同じである。
もちろん、それがジュン氏の根幹なのかもしれないが、やはり「自分の存在を世の中に証明するために全身にタトゥーを入れた」という理屈や、平和を謳(うた)っていながら、会見後に暴露された元スタッフへの暴行と不倫疑惑については、人間の裏表を一気に見せられた感がある。
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