それだけに、ネット上のSMAPファンの間で「ほかのジャニーズの映像はたくさん流しているのに、なぜSMAPは流さないのか不快だった」「怒りを通り越して悲しい。そこまでしてSMAPを消す必要ある?」と怒りの声が続出。

 ちなみに、17年8月放送の『24時間テレビ40』においては『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』の特別版「子ども達が夢の仮装大賞に挑戦!仮装レジェンドと共演」という企画が行われたものの、司会は萩本と指原莉乃が務め、“本家”である香取の登場はなかった。

『24時間テレビ』、23年には地方局幹部の“寄付金着服”問題も勃発

 また、『24時間テレビ』にネガティブなイメージがついている点も、香取ファンが番組出演に懐疑的な一因だろう。

 昨年11月28日、山陰地方を放送エリアにしている日本テレビ系列の日本海テレビは記者会見を開き、同局幹部社員が『24時間テレビ』の寄付金など、「1100万円余りを着服した」と発表。当人を27日付けで懲戒解雇処分としたことが判明した。

 そのうち、『24時間テレビ』で集められた寄付金の着服は264万円余りと公表され、ネット上では非難の声が相次ぐ事態に。番組存続の危機が訪れたが、今年も『24時間テレビ47』として、東京・両国国技館から生放送されることに。

 SMAPメンバーの出演映像をめぐる対応や“寄付金着服問題”を踏まえて、ファンからは「どの面下げて慎吾にオファーしたの? 募金はしないし、番組も応援しません」「17年の『仮装大賞』から香取さんを排除したことはやっぱり忘れられない。とても傷ついた」「慎吾くんがあの番組に利用されている感じがして複雑」「日テレ、自分たちの立場が悪くなった時だけ利用するなんて都合が良すぎる」と不満の声が上がった。

 とはいえ、「『24時間テレビ』の仕事を引き受けるって、どこまで義理堅いんだろう」「慎吾くんは複雑な思いをしているファンがたくさんいることもお見通しだと思う。大好きな欽ちゃんのため、声をかけてくれたスタッフのために頑張るんだと思う」と、香取サイドの気持ちを汲み取り、“ドラマパートのみ”を応援するといった声も少なくない。