伊勢抹茶は、自社で生産製造した伊勢抹茶を原料に使用した「伊勢抹茶スリーピングパック」のプロジェクトを、応援購入サービス「Makuake」にて開始した。

先行予約受付期間は、8月6日(火)~9月15日(日)22:00。リターン情報はMakuakeプロジェクトページで確認しよう。

三重県鈴鹿市で創業した碾茶製造メーカー

伊勢抹茶は、1935年に三重県鈴鹿市で創業した碾茶(ひきちゃ)製造メーカーだ。2016年まではかぶせ茶の生産製造を行い、2017年より法人化して抹茶の原料となる碾茶の生産製造へと転換した。

2019年には第二工場併設カフェスタンド「ISE MATCHA CAFE」をオープンし、自社栽培農園の茶葉からできた伊勢抹茶をふんだんに使用したソフトクリームやドリンク、菓子を販売している。


伊勢抹茶の羽田和可菜さんは、「私たちは三重県にてお茶を生産している農家で、初の女性後継者として日々精進しています。当社は茶農家としては珍しく、私の父である代表以外全て女性スタッフ!農機具や製茶機械はなかなか女性目線の作りではないものもあり、大変なことも多々ありますが女性だけでも運営できるよう、皆で工夫を凝らして頑張っています」とコメントしている。

ふるさとの景色を守っていくために

茶業界は、栽培面積も生産量も緩やかに減少している。高齢化や後継者不足、急須でお茶を飲む人が少なくなりお茶の消費が減少傾向なことなどが要因であると考えられる。

また、お茶の樹は苗を植えて育てるのが一般的だが、翌年に収穫できるわけではなく5~7年かけてようやく十分に収穫ができるようになる。そのような背景もあって茶園を継がない限りなかなか新規参入が難しい業界なのかもしれない。

そんな、決して明るいとはいえない茶業界だが、日本の伝統として、また、代々続いてきた茶園、ふるさとの景色を守っていくためにも様々な角度から多くのことに挑戦して少しでも活気づけ、茶業を続けていきたいと同社は考えている。