年収1億円の人は、電話に出ない
- 年収300万円の人は、すべての電話に出る。
- 年収1000万円の人は、大事な電話に出る。
- 年収1億円の人は、電話に出ない。
「お金持ちは電話をしない」という話をしましたが、「電話に出ない」のもお金持ちの特徴です。
電話には「いつかかってくるかわからない」という見えないプレッシャーがつきもの。ずっと待ち受け状態のようなものです。
こうした無駄なプレッシャーをお金持ちはたいへん嫌うので、「だったらいっそ、出ないでおこう」となるわけです。
例えばお金持ちがよくやりとりをする相手に「銀行」と「弁護士」がいますが、彼らオールドエコノミーの人達は、電話がたいへん長い傾向があります。
懇切丁寧に、いろいろ説明してくれるのはいいのですが、外出する直前にうっかり電話に出てしまったりすれば、家を出るタイミングを逸してしまいかねません。
そこでお金持ちは、電話には出ずに、自分の都合のいい時間にかけ直します。
それはいつか。ずばり「移動中」です。
私自身、車を運転しながら会計士と決算について話していたら、東京から小田原に着いていたことがありましたが、移動中であれば長話になっても距離は進みます。
これは精神衛生上、実にすばらしいことです(注:車がスマホとブルートゥースで同期している車種です)。
ちなみに、私の会社で採用を行うときは、応募者には必ず携帯に連絡してもらい、留守電にメッセージを残してもらうようにしています。
なかには「何度もかけてるのに、どうして連絡がつかないんですか!」みたいな怒りのメッセージを入れてくる人もいますが、そういう方はクライアントとのコミュニケーションでも空気が読めない可能性が高いので、返事はしません。
留守電の声や内容を聞けば、大体の人となりはわかるものです。
つまり、留守電自体がひとつの選別法になっているわけです。
電話に対しては、これくらいドライな対応でまったく問題ありません。
1時間おきに留守電をチェックしたり、登録していない番号からかかってきた電話にいちいち折り返したりするのは「無駄なマメさ」です。
年収300万円の人は、こうした作業をすることで「なんだか仕事をしたような気分」になりがちですが、ただの自己満足です。
無駄な電話対応は、あなたの大切な時間を奪う行為でしかありません。