◆婚約指輪を値切る彼に唖然…

 瞬さんは値段を見て、一瞬顔をしかめたものの「しかたないか……」と言い、承諾。しかし、次の瞬間、信じられないことが。なんと、店員さんに「すいません、これってもうすこし安くなりませんか?」と言い、婚約指輪を値切り始めたのです。

 彼女の目の前で婚約指輪を値切るという行動に、有美さんは驚愕。しかし、瞬さんは周囲からチラチラと視線を向けられているのもお構いなしの様子で、「ちょっとダイヤのつき方が雑な気がするので、その分、安くなりませんか?」などと商品にケチをつけながら店員さんに尋ね続けたのです。

「当然、値引きなんてしてもらえず、結局は提示されている金額で購入してくれました。本当に恥ずかしかった……。それに、婚約指輪を値切るって、私のことも安っぽい存在として見ているような気がして嫌な気持ちになりました」

 そんなモヤモヤを抱え続けながら、有美さんは新居の手続きや引っ越しの準備などを行いつつ、新生活に備えているそう。金銭感覚が違う瞬さんとの暮らしは有海さんにとって、どんなものになるのでしょうか……?

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291