◆自分の発言がセクハラまがいであることを認めない夫にうんざり

男性を見つめる女性
 翌日、恵美さんはさっそく部下の訴えを和彦さんに伝えました。すると、和彦さんは「え?でも妊娠って、そういうことでしょ?」とあっけらかんと返答。

 ことの深刻さが分かっていないと感じたため、恵美さんが「私だって、同じ質問を会社の人からされたら気持ち悪いと思う。セクハラで訴えようと考えるかもしれない」と自分事に置き換えて伝えても、「大げさだよ」の一言で一蹴。

 さらに、「僕は君が妊娠した時、上司に同じことを聞かれたけれど、何も思わなかったよ。男ならではの部下との交友の深め方じゃないかな」と謎理論を展開しながら、衝撃的な告白をしました。

「自分たちの行為のことも話していたなんて驚きましたし、心底、気持ち悪かった。デリケートな話題なのに、上司に聞かれた時、疑問を抱かなかった夫の価値観が分からなくなりました」