◆夫が社内で妊娠を下世話な話題に繋げていた!

玄関にいる男性
 しかしある日、夫を見る目が変わる出来事が起きます。それは、会社の飲み会で酔った和彦さんを部下の男性が家に送り届けてくれた時のこと。

 すっかり酔いつぶれた和彦さんを横目に、恵美さんが「迷惑をかけてごめんなさいね」と部下の男性にお礼を言うと、その男性は少しためらう仕草を見せた後、「実はご相談したいことがあって……」と深刻な表情に。その後、告げられたのは想像もしなかった夫の醜態でした。

「僕たちは長年、ずっと我慢してきたんですが、旦那さんのセクハラまがいな発言に困っています。妊娠した子や妻の妊娠を伝えた人に、いつも決まって『中出ししたのか(笑)。何回くらいした?』としつこく聞いてくるんです……」

 その男性は自分の妻が妊娠した時、和彦さんのセクハラ発言を受け、困惑したそう。同僚が悩む姿も目の当たりにしたことから、自分たち部下よりも、奥さんから注意してもらったほうが効くのではないかと思い、この機会に失礼ながら伝えることにしたのだと申し訳なさそうに告げてきました。

 知らなかった夫の一面を知り、恵美さんは大ショック。同時に、デリカシーのなさに怒りがこみ上げてきました。

「このご時世に、そんな発言をしたら訴えられてもおかしくない。夫はそれが分かっていないし、すごく気持ち悪いと思いました」