◆コンプレックスは魅力に変えていく
まだまだあります、熟女ファーストなフランス事情。下着広告に白髪の女性が起用されたのです。「60代の白髪交じりの女性が、段々になったお腹をあらわにブラジャーとショーツの姿で自然なポーズを取った」という下着ブランドの広告。下着が必要なのはオール世代の女性なのに、モデルの年代が特定されるのは確かにおかしな話。年齢をはじめ、体型にも理想はなく、皆が違うからこそそれぞれが輝くと思うのです。
どんな美容液よりも有益なのが、フランス流魔法のセラム「自己肯定力」だと本書。日本にもフランスにも、完璧な人間などひとりもいません。誰かを羨んでも、その人になれるわけではありません。
自分を誇って進んでいくために、「コンプレックスや弱さみを把握しながらも、否定したり目をそらすのではなく、自分の一部として認める」というのが自己肯定力。さらに「改善できるならそのための努力は惜しまない、もしくはそれを魅力に変えていく力」。これが内側から輝く理由ではないでしょうか。