全員が散骨を終えたら2階のデッキに上がり、鐘の鳴り響く中で静かに黙とうを捧げる。黙祷のあとは故人との最後の別れを名残惜しみながら、散骨した場所を船で旋回。

参加者たちで田村淳さんへのメッセージを書いた水溶性のリースが海面に漂い、散骨した場所を教えてくれる。旋回が終わると、汽笛を鳴らして船は散骨ポイントを離れ、ゆっくりと船着場へ向けて帰港を開始した。

喪主役を務めた森本英樹さんは田村淳さんの写真を胸に抱き、海面に漂うリースに向かって大きく手を振っていた。

終活バスツアーin東京開催レポート:https://en-no-tabi.jp/case/20240823

(佐藤 ひより)