周防社長といえば、過去に何度となくその存在が注目を集めているが、“芸能界のドン”とされる存在は周防社長だけではないという。

「“ドン”という表現が的確かどうかは分かりませんが、芸能界全体に大きな影響を持つ重鎮といえば、古くは“ナベプロ帝国”を築いた渡辺晋さんもそうですし、長良プロダクション創業者で“演歌界のドン”と呼ばれた故・長良じゅん会長や、大手芸能事務所・芸映の故・青木伸樹会長なんかもそうでしょう。他にも何人かいますが、いま現在の“ドン”は誰か?と言われてパッと思い浮かぶ人物だと、周防社長と田邊昭知社長、堀威夫さんですかね」(前出の芸能事務所ベテランマネージャー)

 田邊社長は、タモリや永作博美らが所属する田辺エージェンシーの創業社長で、かつては堺正章がボーカルを務めた「ザ・スパイダース」のリーダー兼ドラマーとして活躍したことでも知られる。

「田邊さんは、所属タレントだった夏目三久さんと有吉弘行さんとの交際・結婚が取り沙汰された時や、最近だと堺雅人さんの独立に絡めた記事なんかで“芸能界のドン”なんて表現されていましたね。そういう意味ではその存在は世間にも浸透しているかもしれません」(同)

 さらに、ホリプロ創業者で、2020年に会長職を降りた堀氏に関してこう続ける。

「ホリプロは日本を代表する大手芸能事務所ですし、歴史も長い。田邊社長と同様にバンドマン出身ですが、音楽畑でいえば先輩に当たりますし、一緒にバンドを組んでいた時期もあるそうです。また、周防社長もホリプロにいたことがありますから、“ドン”と呼ばれる2人から一目置かれている存在と言えるでしょう」(同)