創業73年の総合建設会社 澤村は、8月21日(水)~9月30日(月)の期間、10月下旬にオープン予定の共創スペース「Rin Takashima」の施設内のライブラリスペース設置のためのクラウドファンディングを、READYFORで実施している。

高島市の地方創生への貢献を目指して


澤村は、10月下旬に、本社オフィス横の築40年の空き家をリノベーションし、共創スペース「Rin Takashima」をオープンする予定だ。

「Rin Takashima」は、「働く」を起点に地方創生の場づくりを目指すプロジェクト。テーマは「つながりと重なり」で、人と人、人と企業をつなぎ、新たなイノベーションや事業が生まれるきっかけとなる場を目指す。

「Rin Takashima」には、地方で活躍の場を求めるクリエイターや異業種の人たちが集まり、作業をすることができるコワーキングスペースを設置。定期的にイベントを開催し、地域とのつながりをつくるサポートも行われる。

また、地域住民や観光客も利用できるコーヒースタンドに、「働く、暮らす」の可能性を広げる本を集めたライブラリーも併設される。

公式ロゴで新しい共創の輪が広がることを表現


公式ロゴは、建物がかつて街の自転車屋さんだったことにちなんで「人の“輪”を生み出す」というコンセプトを、車輪や自転車のギアをモチーフにデザイン。

形の違う円を重ね、澤村、企業、クリエイター、地域といった様々なモノやコトが出会う場として、新しい共創の輪が広がることを表現している。

「Rin Takashima」オープンの背景

「Rin Takashima」がある高島市は、人口5万人に満たない市だ。少子高齢化や過疎化により、今年4月には民間有識者らでつくる人口戦略会議で、「消滅可能性自治体」に分類されたという。

保育料の無償化、高校生までの医療費無償化といった子育て支援策の拡充などが行われているが、澤村では、自治体だけの努力だけでは限界があると考えた。