◆陰と陽とは?

 中医学では、あらゆるものを陰と陽に分類する「陰陽説」という哲学があるといいます。体にも陰と陽があり、「陽が多すぎるとイライラ、カッカしやすくなり、陰が多すぎると潤い不足で乾燥しやすくなる」と本書。

 季節的には3月の春分から陽が強まり、6月の夏至にピークを迎えます。そして9月の秋分から陰が強まり12月の冬至にピークを迎えるのです。

 めぐりくる陰陽に合わせて、体もバランスをとる必要があります。1年365日、春夏秋冬、年齢に沿った毎日のケアをはじめてみませんか。

◆初夏、黒酢ドリンクで美肌に

紫外線
“紫外線対策は通年マスト!”がもはや常識。5月以降から日差しは強まり、内側からの対策も必要となってきます。久保さんがすすめるインナーケアは「黒酢ドリンク」。「黒酢が血の巡りをよくして、シミを根本から撃退してくれる」というのですから、試さない手はありません。

 作り方はとても簡単。「黒酢に黒砂糖を入れて、お湯で割るだけ」。お好みではちみつを加えても。「黒酢の発酵パワーでお腹の調子も整い、美肌効果抜群」とのこと。黒酢の酸味が苦手な人も、お湯で割ることで緩和されます。また、体もあたたまって一石二鳥です。