◆スーパーのコロッケは大歓迎! がっかりするメニューとは?
子どもたちの回答で、「市販の惣菜を並べられると嫌だ」という内容は、私が聞いた限りではあがってこなかったのです。むしろスーパーで売られているコロッケやメンチカツは大好物で、パックごと食卓に並んでいたとしても嫌ではないと答えた子どももいました。
逆に嫌だなと感じる献立は、「ママがこれでもかと野菜ばっかり料理したとき」、「嫌いな野菜料理ばかりが並んだとき」、「地味な焼き魚がメインだったとき」といったように、市販惣菜や冷凍食品であるかどうかはまったく概念として出てきませんでした。
これは冷静に考えてみると理解が進むかもしれません。共働き家庭が珍しくない今、子どもたちは他家庭と比較することなく、親の忙しさを自然と受け入れながら成長をしているのでしょう。
手作りじゃないからという形式的な理由でママやパパを追い詰めたりするのではなく、もっと自然なスタンスで食卓にあがる料理と向き合っているのだと思います。
ですから、どんなに手の込んでいる料理だとしても、自分が苦手なメニューばかり並んでいるとガッカリしてしまうというのは素直な反応。「連日同じものが続いた時」という答も、食事を楽しみにしている気持ちの裏返しと解釈することができます。
つまりここでお伝えしたいのは、親がイメージする手抜き料理が、必ずしも子どものガッカリ料理にはならないということなのです。
疲れているときなどはもちろんのこと、いつだってうしろめたさなど感じる必要はなく、自信を持ってお惣菜を買っていいのでは? と、スーパーマーケット専門家として声をあげたいのです。そして念のため、我が子で実践してみることにしました。
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