◆「今しか撮れない」と特別感を大事にする人も

エコー画像を持つ若い妊婦
 否定派の意見を多く紹介しましたが、一方でマタニティフォトを見ると「幸せな気分になれる」(20代女性)などと好意的に見る人もいます。

 また、妊娠中の友人と会える機会が少なくなることから「友人の安否確認や幸せな様子を感じられる」(20代女性)であったり、マタニティフォトを通して「赤ちゃんがどれだけ育っているのか一目でわかるのがいい」(20代女性)という友人想いな人もいました。

 そしてなんといっても、妊娠中の期間にしか撮れない写真だからこそ、その貴重さを特別に思う人も。

「マタニティの期間は限られているので、記念写真を残すのはいいと思う」(30代女性)、「その瞬間でしか見ることのできない神秘的な姿なので」(30代女性)と、記念写真として前向きに捉える人もいました。

「マタニティフォト」に対する考え方は人それぞれですが、否定派と肯定派の割合に大きく差が出る結果になりました。

 一個人のSNS投稿は自由に行われるべきで、全員が納得する投稿をすることは不可能。ですが、さまざまな捉え方をする人がいることを胸に刻んだ発信を心がけるべきかもしれません。

【調査概要】

調査対象:20歳以上の女性300人

調査期間:2024年7月9~10日

調査機関:(株)クロス・マーケティング「QiQUMO」によるアンケート調査

<文/るしやま>