◆お迎え計画を立てるも保護は難航

 まずは、生命の危険があるAさんを事業所へお迎えし、Aさんの家族には猫たちへのご飯と保護をお願いしました。そして、無事に保護をしたら、事業所に連れてきてもらい、2匹同時に大福豆さん宅へ迎え入れるという計画を立てました。

 しかし、警戒心が強いちび太ちゃんの捕獲は難航。そこで、みーちゃんを先に迎え入れ、ケージ生活をスタートさせることにしました。

おうちに慣れ始めた頃
おうちに慣れ始めた頃
 豆くんは同居猫の登場が嬉しかったのか、数日で距離を縮め、みーちゃんの後を追いかけるように。夜鳴きも止み、表情もキリっとしたものになりました。

ピアノの上でポージング
 そんなとき、予期せぬ事態が……。なんと、ご飯をあげにきていた家族が換気のために開けた窓から、ちび太ちゃんが脱走してしまったのです。

 家族は捜索し続けましたが、ちび太ちゃんは戻らず。そこで、Aさんに一時帰宅してもらい、家の中から、ちび太ちゃんの名前を呼んでもらうことにしました。

「そしたら、ちび太はトコトコと家の中へ戻ったそうです。Aさんの手で抱っこしたところを家族がキャリーケースに入れて捕獲し、我が家へ迎えることができました」