海外留学の奨学金の使い道

奨学金を得られた場合、どのような費用にいくらほど充てることになるのでしょうか。こちらも、留学期間や留学先などの条件によって金額は大きく異なってきますが、参考として先に引用したJASSOの「海外留学経験者の追跡調査」から紹介します。

  • 渡航費
    往復の飛行機代。もちろん、日本から離れた国や就航便が少ない地域への飛行機代は高くなります。

  • 学費(月額)
    留学先で必要となる授業料など。「5万円~10万円未満」と回答した人が12.8%、「3万円~5万円未満」「10万円~15万円未満」が同率の8.7%となっています。

  • 住居費(月額)
    家賃は、個室にするのか、ルームシェアするのかなどによっても大きく異なります。アンケートでは、「5万円~10万円」と回答した人が20.4%と最多。中国や韓国、台湾などのアジア圏では5万円以下で賄えた人が多い一方、アメリカやオーストラリア、イギリスなどでは5万円を超えた人が多いようです。

  • 生活費(月額)
    食費、交際費、交通費など。「3万円~5万円未満」という回答者が21.1%。「1万円~3万円未満」が15.9%、「5万円~10万円未満」が15.4%。こちらも、アジア圏では比較的低く抑えられた人が多いという結果でした。

  • そのほか
    「思ったよりお金がかかったことは何でしたか?」という質問に対して、「食費」と回答した人が最も多く25.6%。以下、「娯楽・交際費」(23.1%)、「渡航・引越費」(20.0%)、「交通費」(20.0%)、「学費・書籍代等」(19.9%)となっています。

留学資金を調達する有力な選択肢は給付型奨学金

多くの国や地域では、海外留学のための滞在許可やビザの発給にあたり、留学費用を賄える経済力を有していることの証明を求めています。留学先でのアルバイトを制限・禁止している国・地域も多く、また留学先で設けられている奨学金も、現地の学生が優先される場合が多いのが現実です。

これは留学資金について、留学前に何らかの方法で確保しておかねばならないということです。そのためにも、多くの人にとって給付型の奨学金は有力な選択肢となります。

本格的に海外留学を検討している人はこの記事も参考に、それぞれの奨学金の制度や応募資格・支給額など、ウェブサイトなどから積極的に情報収集をして動き出してみましょう。

提供・UpU

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