断崖絶壁から見るエメラルドグリーンの海が絶景のオハイや、霧に包まれた幻想的な景色が見られる霧幻峡、湧き水の侵食により形成された溝ノ口洞穴など、日本国内にある、知る人ぞ知る絶景秘境スポットをご紹介します。
1.オハイ(三重)
三重県尾鷲市の小さな漁村「九鬼町(くきちょう)」。この町で、いま注目を集めている秘境が「大配(オハイ)」です。NHK『あさいち』も取り上げられた絶景スポットで、断崖絶壁から見るエメラルドグリーンの海が美しすぎると話題!
オハイまでは最寄りの九鬼駅から片道2時間〜ほど歩く必要があります。途中山道も通りますので、登山の装備で訪れることをおすすめします。
2.霧幻峡(福島)
“霧幻峡”と呼ばれる三更(みふけ)集落周辺は、福島県奥会津に位置する山あいの小さな廃村集落。只見川沿いに集落が点在し、冬は積雪が2メートルにもなる豪雪地域です。この一帯は、温度差によって川霧が発生することでも知られ、渓谷全てを白い世界へと誘う幻想的な景色を作り上げます。
限界集落からの脱却をめざして立ち上げられた霧幻峡プロジェクトでは、毎年4月下旬から11月中旬までの土日祝日は、和船(要予約)に乗り旧三更地区を散策できます。廃村になってしまった集落には、大山祇神社や小安観音、霧幻地蔵や古民家が当時のままに残されています。
3.溝ノ口洞穴(鹿児島)
曽於市の山間にある、湧き水の侵食により形成された洞窟。日本百名洞の一つに選出されているほか、2021年には国指定文化財にも認定されました。
洞窟内は幅14.6m、高さ6.4m、奥行き209.5mもの広さで、照明なども設置されていないため中は真っ暗。入り口に置いてある懐中電灯を手に中へと進みます。
地元では昔から神聖な場所として崇められており、例年4月には、旧島津領内で受け継がれてきた伝統的な踊りを奉納する「岩穴祭り」が行われています。