【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.113】

 クロルくん、チロルちゃん、レオンくんという3匹の愛猫たちと暮らすのは、しらゆきさん(@yuki_3nyan)家族。

 実は猫ちゃんたち、全員しらゆきさんの長男さんが保護した子。そのエピソードには、つい目頭が熱くなります。

◆野良猫が隠した赤ちゃん猫を助けたくて…

 クロルくんとチロルちゃんは、野良猫の子ども。出会いは、2015年。当時、近所では毎晩、子猫の鳴き声がしており、保健所に連絡を……という話も出ていたため、しらゆきさんは早く猫たちを保護しなければと考えていました。

 しかし、子猫がどこにいるかが分からず、保護は難航。そんな時、小学生だった長男さんが場所を探し当て、赤ちゃん猫を保護しました。

3匹の猫が戯れる様子
上からチロルちゃん、クロルくん
「野良猫は倉庫の下に穴を掘って、子猫を産んでいたようです。息子は手を突っ込んで探しあて、連れて帰ってきました」

 赤ちゃん猫は、4匹。その後、母猫も保護され、保護団体のもとで人慣れトレーニングをしながら里親探しがなされることに。4匹のうち1匹はすぐに里親が見つかったため、しらゆきさんは残りの3匹を面倒みながら、里親探しを継続しました。

 しかし、保護から2ヶ月後に悲劇が。子猫がパルボウイルス感染症を発症したのです。発生源は、母猫を預けた保護施設だと考えられました。

「私はその施設にボランティアでお世話をしに行っていました。お世話から帰った後は着替え、シャワーを浴びるなど気を付けていましたが、施設で発生したパルボが私を通して子猫たちに感染してしまったようでした」

 幸いにも3匹は致死率が高いこの病気から回復しましたが、チロルちゃんは後ろ足と脳に障害が残りました。

2匹の猫が見ている様子
チロルちゃん(左)とクロルくん
「パルボで里親募集は中断。鍵しっぽのクロルには一度も希望者が現れず、チロルの譲渡は障害が残って流れてしまったことから、2匹は我が家の子になりました」