お墓参りのシーズンというと、夏のお盆や、春秋のお彼岸を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。そのほか、命日や誕生日など故人にゆかりのある日にお参りする方もいます。今回は、基本的なお墓参りのマナーを改めて見ていきたいと思います!
プレ花嫁のみなさま、こんにちは!
神奈川県のご当地ライターのゆいまるです♡
お墓参りのシーズンというと、夏のお盆や、春秋のお彼岸を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
そのほか、命日や誕生日など故人にゆかりのある日にお参りする方もいます。
今回は、基本的なお墓参りのマナーを改めて見ていきたいと思います。
お墓参りをする意味
お墓は、親しかった故人様やご先祖様の供養を行うための場所です。
先祖代々のご遺骨が埋葬されているお墓に足を運び、ご先祖様の霊や仏様が宿る場所を清掃し、お参りをすることが、先祖供養に繋がります。
すっきりと綺麗になった墓前に立ち、心を込めて手を合わせ、ご先祖様や仏様へ感謝の気持ちを伝える先祖供養は、ご自身も功徳を得ることができる大切な習慣です◎
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、無事で暮らしていることへの感謝の気持ちを伝えることに、お墓参りの本当の意味があると考えられています。
また、お墓は故人を偲び、語りかけることができる場でもあります。
また、故人様との心の繋がりを感じるための心の拠り所としての意味も持ちます。
しかし、私たち一人ひとりが今ここに生きているのは、ご先祖様が遠い昔からここまで命を繋いできてくださったお陰であると言えます。
よってお墓参りは、面識のある故人様に対してだけではなく、すべてのご先祖様に対して日々の感謝を伝え、これからの家族の幸せや健康を願うための場でもあります。
また、お子様と一緒にお墓参りをすることで、感謝の心や家族への思いやりの心を育むことにも繋がるのです。
お墓参りをするタイミング
お墓参りには「いつ行くべき」という明確なルールはありません。
また、日取りについても、仏滅や友引を気にする必要もありません。
とはいえ、一年を通してお墓参りにふさわしいとされている時期はいくつかあります。
墓参りをする時期は一般的に、彼岸(春彼岸と秋彼岸)、盆、年末年始、命日(祥月命日、月命日)とされています。
しかし、基本的にはいつ墓参りをしても良いので、思い立った日に行く事もできます。
そのため、先ほど挙げた仏事以外にも、進学・就職・結婚・出産といった人生の節目となるタイミングでお墓参りをしても問題ありません。
なお、お仕事やご家族の関係で、お墓参りをされる方が多いお彼岸やお盆にお墓参りに行けない場合は、それら以前にお墓参りを済ませておくとよいでしょう。
お墓参りに絶対的な決まりはございませんので、基本的にはいつ行っても問題はありませんが、一般的に適していると言われる時期や時間帯は存在します。
基本は、お寺や霊園が開いている時間帯ならいつでもお墓参りをしても大丈夫です!
ただ、午前の明るい時間帯にお墓参りをすると、朝の爽やかな気分で気持ちよくお墓参りをすることができますし、夏などは熱中症対策にもなるので、午前中がお墓参りのおすすめの時間帯といえます◎
お墓へのお参り時の服装
初盆や三回忌などの法要とは違い、親族が集まったり、僧侶を呼んで読経供養を行うこともない家がほとんどなので、カジュアルな服装でお墓参りに行く家が多いでしょう。
ただその年や家によっては、喪服や平服(へいふく)での参加が必要なケースもあります。
迷った場合は、白、黒、紺、ベージュなどの落ち着いた色で、シンプルな服を選べば無難です。
お墓参りの目的や自分の立場を目安にして、臨機応変に考えましょう。
ただし、気を配りたい点として、以下の3つをご紹介します。
派手な柄や色味は避ける
原色系の色や総柄など、色や柄が目立ちすぎる服装は控えるのがマナーです。
お墓参りは落ち着いた気持ちでご先祖様と向き合いたいものです。
したがって、派手な柄や色味は避けるのが無難です。
毛皮や革製品
革製品、動物柄、ファー(毛皮)のついたものは、殺生をイメージさせるためお墓参りの服装としてふさわしくありません。
フェイクファーであっても、周囲からは本物のファーに見えるかもしれないので、避けましょう。
服だけでなくベルトやバッグなどの小物にも配慮が必要です。
肌の露出を控える
夏場は特に薄着になりやすいです。
しかし、キャミソールやタンクトップ1枚にショートパンツといった、肌の露出が多すぎる服装は好ましくありません。
半袖のシャツにする、お参りのときだけ薄手のカーディガンを羽織るといった工夫がおすすめです。