◆生粋の群馬っ子・町田啓太
「南のほうに行けば、必ず海があるわけですよ。鎌倉は」
鎌倉市在住の絵本作家・角野栄子の日常を捉えたNHKの番組『カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~』(2022年)で、散歩を日課とする角野が言っていた。その街に住む人間特有の感覚だなと思った。
同じような感覚で驚いたのが、群馬県人。彼らの場合は道に迷ったら、山を目指せばいいと聞いたことがある。海のない県である群馬だから山なのか。至極当然だが、理にかなっている。
勝手なイメージだが、確かに群馬県は山が多い気がする。春夏秋冬、山野を駆け回るわんぱく小僧たちの姿が自然と浮かぶ。地元を代表する生粋の群馬っ子、町田啓太もそのひとりだ。
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