16位:松陰神社(山口)
明治40年(1907年)に伊藤博文らによって建立された神社。吉田松陰を祭神とし、学問の神様として信仰されています。
現在の社殿は昭和30年(1955)に完成したもの。境内には歴史館や宝物館、松下村塾など吉田松陰ゆかりの史跡や施設があるほか、吉田松陰幽囚ノ旧宅も隣接しています。
17位:石見銀山遺跡(島根)
島根県のほぼ中央に位置する大田市大森町に広がる石見銀山跡。戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期をむかえた、日本最大の銀山跡です。
銀山は1526年に発見されてから約400年にわたり採掘が行われました。大航海時代の16世紀半ばから17世紀前半には、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、さらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったと言われます。石見銀山で生産された銀は高品質で、東アジア交易において最も信用が高かったそう。
登録延期の勧告をくつがえし、2007年7月に世界遺産に登録されました。登録された理由として、自然を破壊せず、環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることが挙げられています。
見どころは広範囲にわたり、龍源寺間歩がある「銀山ゾーン」、町並みに江戸時代の風情が残る「武家・町屋ゾーン」、代官所との関わりが深かった遺跡や文化財が集まる「代官所ゾーン」と大きく3つにわけられます。3つのゾーンを全て回る場合は、5時間以上は見ておいた方が良いでしょう。
18位:三朝温泉(鳥取)
鳥取県中部の山深い地にある温泉郷・三朝(みささ)温泉は、三徳川(みとくがわ)沿いに大型旅館や歴史を感じさせる木造の旅館が立ち並び、温泉街を形成しています。
風情ある温泉街をゆったりと散策してみると、レトロ感溢れる街並み以外にも、縁結びスポットや河原にある丸見えの露天風呂など数多くの見どころがあります。
三朝温泉の泉質は、ラドンという放射線を含む世界屈指の放射能泉です。微量の放射線は体の新陳代謝を促し、免疫力を高めるとされる「ホルミシス効果」により、多くの疾患に効能があると言われています。そのため、観光だけでなく湯治目的で訪れる人も多いのが三朝温泉の特徴です。