◆息子が全部食べ切れなかった理由とは?

ある日の息子の朝ごはん
ある日の息子の朝ごはん
 我が子のエピソードを例に考えてみましょう。

 保育園に通っていた頃の息子はとにかく少食。食事を完食する日はほとんどなかったため、毎日試行錯誤を重ねていました。

 かなり改善されてきた段階で、朝ごはんを残した日に、穏やかにその理由を聞いてみました。そこで言われたのは、「ワンプレートに乗っていると、全部これを食べなきゃいけないと感じてプレッシャーになるんだ」という主旨の回答でした。

 つまり、食事が“長いマラソン”のように感じられてしまうとのこと。中身は好きな食べ物ばかりが並んでいるわけではありませんから、我が子は厳しいコースを走らないとならない気分で食事をしていたのです。

 そこで私は、“コースの距離を縮める方法”を考えました。