17.知床峠
知床半島を横断する唯一の峠です。知床横断道路が整備されており、標高738mの地点にはパーキングも設けられています。パーキングの展望所からは知床連山最高峰の羅臼岳が間近に見えるほか、知床半島の樹海も一望できます。
なお知床横断道路は冬季通行止めとなるため、初夏から秋口までのわずかな期間のみ通行可能。貴重な絶景デートスポットです。
18.然別湖
然別湖は北海道で一番高い場所にある湖で、その標高は810m。北海道十勝管内の鹿追町北部と上士幌町(かみしほろちょう)南西部にまたがる湖で、大雪山国立公園唯一の自然湖です。
湖の周囲は約13kmあり、トドマツやエゾマツ、ダケカンバなどの原生林に囲まれ、その雄大な自然のなかではナキウサギやミサゴ、オジロワシなどの貴重な野生動物たちが暮らしています。大自然に囲まれた秘境のような地で、ゆったりと美しい湖を堪能できます。
また然別湖は冬の凍結が最も早く、約半年間は雪と氷に覆われます。完全に凍った湖は一面が真っ白な世界。その湖上に、僅か約60日間だけの幻の村「しかりべつ湖コタン」が現れます。村の建物は全てが氷と雪だけで作られており、氷のブロックでつくられたアイスバーやアイスロッジ、アイスチャペル、氷上露天風呂などを楽しむことができます。
19.サロマ湖
北見市、佐呂間町、湧別町の3つの町にまたがる、北海道で最も大きな湖。全国でも滋賀県の琵琶湖、茨城県の霞ヶ浦に次ぐ3番目の大きさを誇り、東西に長く伸びた砂州が湖とオホーツク海とを隔てます。
そんなサロマ湖は夕日の名所として名高く、湖面一面がオレンジ色に染まる光景は、思わず息を飲む美しさ。いつまでも見ていたいと思わせる、絶景デートスポットです。
20.硫黄山
背丈の低い高山植物に囲まれ、硫黄の独特な臭気を放っている硫黄山。今なお轟音とともに噴煙を噴き上げ続けています。近くには川湯温泉や砂湯で有名な屈斜路湖もあり、地球が生きていることを実感させられるスポットです。
ところどころブクブクと沸騰しながら地下水が噴出しているところがあり、表出した硫黄の結晶を間近に見ることも。自然界にこんな色が存在するのかと思うほど鮮やかで、純粋な蛍光のレモン色にも目を奪われます。
売店などがあるレストハウスからは、賽の河原を彷彿とさせる殺伐とした砂場を歩いて立入禁止エリアまで近づくことができます。迫力ある景観を、ぜひふたりで楽しんでください。