「せんなり亭 伽羅 多賀別邸」で近江牛のランチを味わおう

境内を散策したあとには、参道にあるお店でランチを楽しみましょう。筆者はいくつかあるお店から、「せんなり亭 伽羅(きゃら)多賀別邸」を選びました。こちらは、滋賀のブランド肉「近江牛」を、趣の異なる個室でいただけるのが特徴です。

のれんをくぐると、このように池のあるお庭が見えます。鯉が泳ぐ池に、よく手入れされた庭の緑が美しく、店内の雰囲気や食事の内容に期待が高まります。

玄関で靴を脱ぐと、お店の方が案内してくれます。さきほどの庭を見ながら廊下を歩くと、食事をいただくお部屋に着きました。

こちらが筆者が案内されたお部屋です。歴史ある旅館の客室のような、落ち着いた和室です。庭の緑がガラス越しに見えていますが、障子によって外からの視線は遮られているので、気兼ねなく食事が楽しめそうです。ほかにも椅子席など、異なるタイプのお部屋があるそうです。

お昼の人気メニュー「近江牛すき焼鍋御膳」。デザートは付かないが、近江牛のローストビーフや小鉢など、内容は充実している。

さて、お料理を注文しましょう。お昼のメニューは、三千円台から用意されています。写真は、近江牛すき焼鍋御膳(3,800円税込)です。近江牛すき焼の一人鍋に、前菜、季節の一品、近江牛ローストビーフ、ご飯、お吸い物がセットになっています。手頃な価格で近江牛を堪能できるので、人気があるようです。

期間限定の「いざなぎ御膳」は、柔らかな近江牛の焼きしゃぶがメイン。適度に脂の乗ったお肉と、さっぱりとしたタレとの相性を楽しみたい。

こちらは、筆者が注文した、期間限定のいざなぎ御膳(お肉70g 4,300円・100g 4,800円)です。近江牛の焼きしゃぶ、自家製ハムのサラダ、季節の一品、近江牛にぎり寿司、ご飯、吸い物、デザートがセットになっています。写真はお肉の量が70gのものです。

お肉や焼き野菜を陶板で焼き、特製のタレにつけていただきます。適度に脂の乗った近江牛は、とろけるような食感で、お肉の香ばしさも存分に味わえます。特製のタレは醤油ベースですが、甘みと酸味があり、お肉をさっぱりといただくことができました。

このセットには、デザートも付いています。この日はシャーベットでしたが、少し脂っこくなった口の中を、さっぱりとさせてくれました。

近江牛の専門店が経営しているというだけあり、お肉の鮮度も良かったですし、このお値段で充実した内容のランチをいただけるのが魅力でしょう。近江牛の握りや小鉢、お吸い物も丁寧に調理されており、美味しくいただくことができました。多賀大社に訪れた際には、利用してみてはいかがでしょうか。