元TBSアナウンサーの宇垣美里さん。大のアニメ好きで知られていますが、映画愛が深い一面も。

宇垣美里さん 撮影/中村和孝
撮影/中村和孝
 そんな宇垣さんが映画『関心領域』についての思いを綴ります。

映画『関心領域』
●作品あらすじ:空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえ、そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から煙があがっています。

 時は1945年、ユダヤ人をはじめ強制的に連れてこられた人々に残虐行為が行われているアウシュビッツ収容所の隣で幸せに暮らす家族がいました。

 第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96回アカデミー賞で国際長編映画賞・音響賞を受賞した本作を宇垣さんはどのように見たのでしょうか?(以下、宇垣美里さんの寄稿です。)