「纔」の音読みは「サイ」「サン」、訓読みは「纔か(わずか)」、漢検1級23画の漢字です。
稀に「ひたた」と読むこともありますよ。
「纔か」の有名なことわざは、『一派纔かに動いて万波随う』。
読みは、「いっぱわずかにうごいてまんぱしたがう」。
「纔か」な事件の影響が、いろいろな方面に及ぶことのたとえです。
「あの日に見逃してしまったミスが一派纔かに動いて万波随い、今回の大きな不祥事につながった」のように使います。
4つ目の漢字は「瞋恚」です!
「瞋恚」
これ、何と読むかわかりますか?
見るからに難しい漢字で構成されているこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「瞋恚」読み方のヒント!
「瞋恚」は、見た目も読み方も馴染みがないかもしれません。
もともとは仏教用語で、現在使われる意味も仏教用語が由来となっています。
漢字の構成から「すいけい」などと読みそうになりますが、不正解。
ヒントは「〇〇い」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「瞋恚」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しんい」
です!
「瞋恚」は、
「強い怒り」「いきどおること」という意味の言葉です!
そもそもは「瞋」は、仏教においての煩悩のひとつ。
人間の諸悪や苦しみの根源のひとつとも考えられています。
特に強い怒りを表した言葉で、
自分の心に反するものに対して、怒り恨む言葉なのだとか。
自分の思うようにいかない人に対して、八つ当たりをしているような状態ですよね。
利己的な考えからの憤りなので、相手にぶつけてしまうのはNG。
怒りをコントロールする・滅することが悟りへの第一歩ですが、
現代社会を生きる上でも必要な心がけですよね。