10. 湯河原温泉(神奈川)
湯河原温泉は、駅周辺にメインの温泉街が広がっているのではなく、千歳川沿いに山の方へ上がって行った奥湯河原と呼ばれるエリアに宿やホテルがポツポツと点在しています。熱海の隣にありますが、熱海よりも静かな雰囲気なので大人の夫婦旅にはぴったりの温泉地です。
周辺には、湯河原美術館や万葉公園のほか、気軽に歩けるハイキングコースや不動の滝などもあり、自然を楽しむこともできるのも魅力です。
湯河原の町中まで戻れば、「西村京太郎記念館」や「ちぼりスイーツファクトリー」など湯河原ならではの観光名所もあり、温泉だけではない思い出が作れますよ。
11. 草津温泉(群馬)
日本の風情ある温泉街の代表とも言える「草津温泉」は、観光地化しつつも地元の人とアットホームな交流も楽しめる温泉街です。毎分4,000リットルもの温泉が噴き出す「湯畑」は草津温泉のシンボル。この湯畑を中心に、旅館やお土産店、カフェが並んでいるほか、瓦を敷き詰めた情緒ある通りもあります。
草津温泉には18の共同浴場に、男女合わせて500平方メートルの広さがある「西の河原露天風呂」や、日帰りで楽しめる温泉施設も複数あります。また西の河原公園や湯畑の脇には足湯もあり、24時間無料で利用できます。
温泉街にはたくさんのお店があるので、食べ歩きも外せません!草津定番の食べ歩きグルメといえば、温泉たまご。このほか、草津温泉プリンなどのスイーツやドリンク、焼き鳥などの軽食などもテイクアウトできます。わいわいと賑わいある温泉街の雰囲気を、夫婦で楽しんでみてくださいね。
12. 山中温泉(石川)
金沢から特急で25分、さらにバスで10〜20分ほどでアクセスできる自然豊かな温泉地。鶴仙渓(かくせんけい)に沿って、小さな温泉旅館が立ち並んでいて風情ある雰囲気が魅力です。
鶴仙渓に架かる総ひのきづくりの”こおろぎ橋”は山中温泉を代表する名勝地で、フジテレビ系の昼ドラ『はるちゃん』の舞台になったことで一躍名前が知られるようになりました。総ひのきづくりの”こおろぎ橋”に対して、S字型のユニークな紅紫色の橋は”あやとりはし”。ここから眺める鶴仙渓の景色が素晴らしく、山中温泉の新名所として人気を集めています。
4月1日〜10月31日のあいだ、あやとり橋近くの鶴仙渓遊歩道沿いに「川床」も出現。水の流れる音や鳥のさえずりに耳をかたむけながら、深い緑に囲まれて癒しのひとときを過ごせます(席利用は有料)。
また温泉街には、そぞろ歩きが楽しい「ゆげ街道」や共同浴場「菊の湯」、山中節などが楽しめる「山中座」、九谷焼や山中漆器の蒔絵体験など、観光地らしい施設が並びます。「山中座」前では、毎年11月1日~3月31日までの期間限定で「カニ汁大鍋」が販売されますよ。